唐子踊とは

唐子踊

唐子踊は、東長崎中尾地区に伝わるもので、主として同地の氏神大山神社の例祭の時などに奉納されてきたものです。唐子踊はもともと長崎の古い芸能の一つであり、明治中期長崎市西浜町が諏訪神事に奉納するため用意したものでしたが日清戦役のために同町は奉納踊を中止し、その際同町に加勢にいっていた中尾の人達が伝授し、以前から伝わる獅子浮立とあわせて、この地の芸能として仕立てられたものです。唐笛(明笛)と片鼓が奏でる音色が郷愁を呼びます。

長崎くんちでは小川町ゆかりの子供達が、獅子踊の庭清めの意味を込めて踊ります。


唐子とは

唐子は、文字通り、中国の子どもを指す言葉です。伝統的には一般に、唐服をまとって「唐子髷(からこまげ)」を結った姿にあらわされます。

この唐子は、中国の高士(こうし)や仙人などに仕える姿であらわされることが多々見受けられます。そしてまた、数多く描かれることによって、子孫繁栄という吉祥(きっしょう)の意味もあります。どちらの意味にしても、中国文化に対する憧憬が連綿と続いてきた日本では、絵画や茶道具をはじめ、美術工芸品のあちこちに唐子の姿を見ることができます。子供達が楽しく遊ぶ様子はまさしく平和を表しています。